ここでは、子どもの乳歯について、よくいただくご質問についてのQ&Aをご紹介しています。

乳歯で注意することは?
歯をみがく習慣づけを 歯磨き 1歳から3歳の幼児期前半は、乳臼歯が生えそろうに伴って食生活が大きく変化するので、ムシ歯にかかるリスクも高くなります。特に上の前歯はだ液による自浄作用が難しい場所。できれば毎食後、少なくとも夜寝る前には必ず歯をみがく習慣づけをしてください。
乳歯の役割って?
健康な発育に役立っています 食べ物をかみくだくことで、胃や腸の負担を減らし身体への食物を吸収しやすくし、結果、成長発育を助けます。さらに、永久歯を正しい位置へ導くという役割。きちんとした発音を助けることや、顔やあごの形を整えることも乳歯の役割です。かみ合わせが安定すると、歯からの刺激が脳へ伝わって、脳からの命令で口とあごの筋肉が協調して働きます。こうしてかむ力が発達していきます。
「乳歯は永久歯と生え替わるからムシ歯になってもいいわ」
という考えは間違い
です。健康なからだとよい永久歯を育てるためにも、歯は乳歯のときから大切にしてください。
乳歯が生えてきたら、どんなことに気をつけたらいいの?
乳歯は虫歯になりやすいです 乳歯は永久歯と比べて、表面のエナメル質や象牙質が薄いので、ムシ歯が進行しやすい性質があります。とくに生えたばかりの時は、歯質がとても弱くてムシ歯になりやすいので、気をつけないといけません。歯科医院で フッ素塗布 などの予防処置を受けるのも効果的です。
乳歯のお手入れ方法は?
まずはガーゼでのケア、そして歯ブラシを楽しくさせます 歯ブラシ 6、7ヶ月の頃の赤ちゃんは唾液の分泌が盛んになるので、食べカスが唾液で洗われて汚れがつきにくいです。授乳の後などに、ぬらしたガーゼなどを指に巻いて歯を軽く拭いてあげるようにすると良いでしょう。ガーゼや綿棒を使うことで、子どもが口の中にそういうものが入ることに慣れるから、歯ブラシを使う練習にもなります。上下の歯もそろってきたら子どもの歯みがき習慣の訓練をはじめます。まずは、歯ブラシを口の中に入れることに慣れることから始めましょう。まず歯ブラシを持たせたり、口にくわえさせたり、遊び感覚で「歯みがきは楽しい」と思えるようにしていきます。奥歯は唾液では汚れが落ちにくいので、歯みがきが欠かせません。まだ自分ではみがけないので、まずは「保護者みがき」から。お子さんをあおむけに寝かせて、奥歯の噛み合わせ4ヶ所と上の前歯を中心にみがきます。ムシ歯になり易いところを優先します。そして、歯ブラシの毛先を歯に直角に当てて、小刻みに動かすようにするとキレイになります。
乳歯が早めに抜けた場合
乳歯の入れ歯を作る場合があります 前歯の乳歯が早めに抜けた場合、上記のスペース確保の理由と見た目の改善から、乳歯の入れ歯をおつくりしています。あくまでもスペースメンテナンスの一貫としての応急処置ですので定期的な受診をお願いしております。
食事やおやつを食べさせるときの注意は?
だらだら食いはムシ歯のもとです だらだら食い 口の中の汚れは唾液である程度は落ちますが、しょっちゅう何かを食べているとその効果が落ちてしまうので、食事やおやつを食べる時間はきちんと決めておくことが大事です。だらだら食いはムシ歯のもとです。
眠る直前の飲食、特にジュースやスポーツ飲料といった糖分の多い飲物を寝ながら哺乳瓶で与えるのは、ムシ歯になりやすいです。
ママが妊娠中に注意することは?
妊娠がわかったら(妊娠前でも)すぐに検診を 妊娠中は、ムシ歯や歯周病など、いろいろな歯の病気になりやすくなったり、再発してしまったりすることがあります。妊娠が分かったらすぐに歯科医院で検診を受けて、悪いところがないかどうかを調べてもらいましょう。その時は、必ず妊娠していることを伝えてください。
歯科医師や歯科衛生士に正しいブラッシングの指導を受けて予防を心がけましょう。
出産後のママ、パパが気をつけることは?
食事・おやつの時間を決めて歯磨きの習慣を まず、ママとパパが規則正しい食生活と歯みがき習慣を身につける事です。おやつの時間もきちんと決めてください。おやつのダラダラ食いはムシ歯のもとです。哺乳びんに甘い飲み物を入れて飲ませるのもよくないです。「哺乳びんムシ歯」になってしまうリスクが高くなります。上の前歯が生えてきたら、定期的な検診やフッ素塗布をしてもらうようにするのをおすすめします。
指しゃぶりはいつまでにやめさせれば良いの?
5歳を過ぎてもやめられなかったらご相談を 指しゃぶり 1歳半くらいまでは心配することはありません。1歳を過ぎると回数が減って、3~4歳になり外遊びの回数が増えると自然にやめるようになりますが、5歳を過ぎてもまだやっていると歯並びが悪くなったり、顎の骨の成長や舌の動かし方に影響が出てしまうことがあります。永久歯の生えかわりとのかねあいもあるので、どうしてもやめられなかったら小児歯科専門医に相談しましょう。
乳歯をぶつけて折った
以下のページで詳しく解説しております 小児歯科における外傷について詳しくは、 子どもの歯の外傷のページ をご覧ください。

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