接触事故や転倒など、前歯をぶつけて折れたり抜けたりした場合の応急処置は歯科口腔外科の分野です。早めの受診をおすすめしております。特にこの辺りは遊び盛りの子どもも多く、スポーツや自転車の転倒、遊具からの落下など、前歯をぶつけるお子さんが多くお見えになります。

乳歯が折れた場合の対処法・応急処置

転んで歯をぶつけてしまったら?

歯がぐらついていたり、痛がるようだったら歯科医院で診てもらいましょう。抜けたり折れたりした歯は、水か牛乳に浸けて歯科医院へすぐに持っていけば、元通りにできる可能性があります。また、一見何ともなさそうだった歯が黒ずんできた場合も、歯科医院で診てもらいましょう。早く乳歯が抜けてしまうと、あとから生えてくる永久歯の歯並びに影響を与えてしまうため、早めの処置が大切です。

抜け落ちた歯はなるべく根を持たない・洗わないこと

牛乳
▲牛乳でも代用できます

抜け落ちた歯の根に歯を元通りにくっつかせるための再生組織(歯根膜)が残っています。手で直接持ったり水道水で洗ったりティッシュペーパーでくるんだりすると、その組織が死んでしまう可能性もあるため、できれば牛乳か歯の保存液に入れて歯科医院へ持ち込みます。もともと歯のあった場所へ差し込むのも一つの方法です。

うまくもとどおりに着くかどうかは、抜けた歯の状態に影響されます。受傷後20分以内に再び植えればかなりの確率で成功します。

歯の保存液

歯の保存液

最近ではほとんどの小学校に常備されています。保存液がない場合は牛乳の中でも大丈夫です。救急常備薬の一つとしてご家庭や少年スポーツクラブなどでも導入されてみてはいかがでしょうか。

交通事故などの重度の場合は…

直接大学病院などの口腔外科のある大病院へいかれたほうがよろしいかと思います。当院内でも出来るだけの応急処置をした後、大学病院を紹介させていただいております。

口の中を切った?歯が抜けた?とにかく出血して分からない

出血しているとお口の中の状態は覗いても分からないことが多いので、お口をタオルなどで抑えていらしてください。

歯や口のケガを予防すること、また歯や口をケガしたときには、できるだけ早く小児歯科専門医を受診することが、正常な口腔の機能を維持する上で極めて重要です。敏速な処置がのちに生じる問題を未然に防ぐこともしばしばあります。すばやい行動によって、完全に脱落した歯であっても救うことができます。

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